R3.12.15 水
先日、何年振りにお客さま?を追い返しました!
女子一人旅の多いお宿でもあり、酔っ払い大嫌いなおかみとしては、宴会後の宿泊はお断りしていますが、何を血迷ったのか宴会後の予約2名60代男性を入れてしまいました。
お電話で予約される開口一番に宴会後の宿泊は受けていないとお断りをしましたが、県内の方で社内の女子の寿退社のお祝いということで、また「9時前には帰るのでお風呂をお願いします」と言われ、つい・・・。
夕方到着された調子の良すぎるお二人を見て、「シマッタ!ヤバイ!」と思ったのも後の祭りです。
「泥酔していたら出て行ってもらいます。9時までに帰らないとお泊めしません。」と念押ししたのも関わらず・・・、9時になってもお帰りがありません。
すぐお帰りになるようにTELしますが、何度掛けても「すぐ帰る」そのうちに「泥酔した者が行方不明」と探し回っている様子でした。その時点で「もう、お泊めできません。荷物を降ろしときます」
帰れコールを何度もしながら、荷物を持って玄関に行って見ると、家の前の道路の脇で寝ているヤツが!!
うわ言のように「モチダヤリョカン・・」と、
「ここは持田屋旅館ではありません!お連れが今迎えに来られるのでそこで待ってなさい」「ハイ」
「いいですか、ここは持田屋旅館ではありませんよ!」「ハイ」
しばらくするとお連れの方と寿退社らしき女性が到着。荷物と宿泊代を返しお引き取り願いました。
連れの方が「また来ます」「もう来ないで!」
坐骨神経痛を忘れるほどの1時間の攻防でした。一件落着、ホッとしたのも束の間、坐骨神経痛が痛み始めました。
酔っ払いだけでなく、おかみとの攻防は指の数では足りない程あります。両者共に心を痛めるこれらの様子を友達に話すと大笑いされてしまいます。日常とかけ離れた話は家庭人からみると面白いようです。
友達の笑いに救われるのも事実。
久し振りに笑いを提供できました?