H29.8.31 木
木綿街道の魅力は
平田には何もないと思って当館にお泊りになったお客さまが平田の素朴さに魅了されお帰りになります。ゆるい川の町http://www.sairosha.com/tabi/chugoku/sanin/hirata.htm
ところが河川拡幅工事や道路拡張で古い建造物はどんどん取り壊され素朴な町並みが消えていってしまっています。古い建物が残っているのは木綿街道と持田屋旅館くらいなものです。
神社http://travelog-jpn.blogspot.jp/2010/07/blog-post_18.htmlでは氏子さんが掃除してたり子どもたちの声。
木綿街道には古くは江戸時代からのお菓子屋さん(来間屋生姜糖本舗)、造り醤油屋さんが3店、造り酒屋さんとどれも匂いのするものばかりです。以前は野焼きかまぼこを作ってるお店もありました。生活の匂いのする一言で言えば昭和の懐かしい町並みにタイムスリップです。
ところが今木綿街道は様変りしていきます。ホッとする場所ではなく賑わう町並みに変わろうとしていて今の木綿街道の良さが失われて行く気がします。それに気付かせてくれるのはリピーターのお客さまたちの声です。
木綿街道を小綺麗な町並みにするのではなく、匂いとかそこに住む人の気配を感じられ行った人がホッとするような温かみのある空間であって欲しいです。
ところで石橋酒屋が廃業になって随分年数が経ちましたが、この元石橋酒造の建物を木綿街道の吸引力としていろいろな使いみちを試行錯誤された結果、うどん屋チェーン店たまきさんが運営されることに決まったようです。昔の“ひらたうどん”のメニューを加えて。
相当古い江戸時代の建物なのでリフォームには多額のお金がかかりますが、私としては文化的な施設にして欲しかったです。美術品の展示やちょっとしたコンサートの開ける催し物の会場・・・残念・・。
今、振興会のみなさんは空き家利用を民泊という形で進められていますが誰かにさせるという意識でなく自分が全ての責任を負う覚悟が必要です。
何故ならば自分のお店だと愛情と責任を持ってやり続け後世に残そうと前向きなオーバーワークもしますし、万が一の場合は自己責任となります。
振興会の方とは多少考えは異なりますが思う気持ちは同じで、今まで通り宇美神社・木綿街道を応援していきたいと思います。
当館はお客さま同士、また女将の私との距離が近いのが特徴です。それを良しとしてくださるみなさんをお待ちしています。“一期一会が続くお宿”として!!!