H26.12.1 MON
午後七時より斎行の国中の八百万の神々をお迎えする神迎え神事は、悪天候により祭場を稲佐の浜から上宮(出雲大社の摂社の上の宮はお集まりになった神様が会議をお開きになる所)へ変更になりました。但しこの上の宮での神事には一般の方は参列できません。
稲佐の浜での幻想的な神事を楽しみにしておいでになった遠くは台湾からのお客さまたちもさぞかし残念だったと思います。
旧暦十月は、神在祭、お忌祭があります。
「忌・いみ」とは、現在では意味が転じてしまっていますが、もともとは「斎」と同じく、「きよらか」という意味です。
不思議なことに、必ずこの時期は大変に天候が悪く、これを
「お忌荒」と呼んでいます。
今日も雷とみぞれ混じりの雨風で稲佐の浜での神迎えは中止となりました。私が知る限りでは中止は初めてです。
今年は全国選抜大学駅伝も台風で中止になりました。自然は神様も人もなすすべがありません。ただ自然を壊しているのが人であるということを忘れてはなりません。